遠い都市への大志を抱いて

コカコーラ アンバサ サワーホワイト 出版社/メーカー: コカコーラ メディア: その他 この商品を含むブログを見る 一昨日は会社の後始末に一人で没頭していたので、恐ろしく疲労困憊して、翌日も睡眠4時間しかとれなかったのでフラフラだった。まともに書け…

サハラ以南のコバルトブルー

世界で最も貧しい国々が集中しているサハラ砂漠以南。 その地域で最も有名だったコンゴ共和国のフランコ・ルアンボは、7才でギターを自作して、父が急逝した11歳のときから路上演奏で家族を養ったのだという。 音数がきわめて多い弾き方なので、ルンバの巨匠…

砂時計から薔薇の香りが

東から西。台風が日本列島を逆撫でする方向に進んでいるので、今日は行きつけの 4つの図書館が臨時休館となった。何とかして、いま手元にある本だけで、ブリコラージュを仕上げてみたい。 時間があるようでも、すぐに時間が足りなくなってしまう生活を送って…

AI=God Save 全員

今や脳外科医の弟とは7学年離れているので、子供時代には兄貴として圧倒的な権勢を誇っていた。何をやっても7才下の弟には勝ってしまうのだ。といっても、兄貴らしく助けの手を差し伸べてあげたことも何度もある。 弟が明日までに提出しなければならない読書…

そのままのあナタデココにいて

こんな夢を見た。 夢の中で街を歩いていたら、見知らぬ美少女がつかつかと自分に歩み寄ってきて、こう言った。 「ひと目惚れなの」 ぼくは心底おどろいて、その場で立ち尽くしてしまった。ひと目惚れなんて、したことも、されたこともない。映画やドラマの中…

「魔法の世紀」はこうしてはじまった

二元論より三元豚の方が美味しいのは有名な話。国内で流通しているほとんどのポークが何らかの三元豚(か四元豚)なので、あとは二元論の不味さが伝われば、上の記事で醸し出された「夜よりも深い気まずさ」も緩和されるというものだろう。 (画像引用元:ht…

優しい魔法に包まれたなら

人間の潜在性は多彩だ。その通り。待っている人は出遅れる。それも知っている。 なのに「サイエンスに行け!」「ビジネスに行け」 などという指示の言葉を待ってしまっていたのは、暗中模索の日々のせいで、見通しが視界数cmだからだ。けれど、耳を澄まして…

色眼鏡ぬきのベネフィット養豚

青、赤、黄が三原色なら、小学生の「三原気」はアレラにちがいない。 小学生の頃は世間知らずだった。赴任式で新しく来た先生が、よくある言葉遊びで挨拶をしても、いちいち「うまいこと言うな」と感心したものだ。 例えば、「三原気」を織り込んだこんな挨…

マドレーヌではなく真夜中の保育器室

夏真っ盛り。プールへ向かう家族連れとすれちがう日曜日。 大学時代に一緒に遊んだ横浜の同級生は、風貌が格好いいのに、やけに無口だった。勢い、話しやすい自分が解説に回る羽目になる。 ねえ? 彼ってどんな人なの? まあ、いつまでたっても悪戯好きで、…

ベルマークの手軽さ、希望のかけらの尊さ

柔らかい発想力がないと、優れたクリエイターとは言えない。 20代前半の話。上で話したラフォーレの最上階で芝居を打っている集団に、何度か役者として紛れ込んだことがあった。楽屋の窓から繁華街を見下ろすと、きまって「カル男」というキャバレ―の看板が…

まだ見ぬオーロラのための心のオアシス

オアシス OASIS メンズ レディース ユニセックス ラグラン半袖Tシャツ メディア: ウェア&シューズ この商品を含むブログを見る 街角を歩いていると、オアシスのTシャツを来ている若者とすれちがって、振り向くことがある。90年代の英国ロックに一家言ある身…

新しくアエル覚醒を水晶します

困ったな。諸事情あってお金がほとんどないので、まともな食事ができなくなってしまった。学食でも行けば? と気安く助言されそうだが、上の記事のような小綺麗な学食は800円くらいするし、カジュアルなところでも500円くらいはする。その1/3未満で何とかな…

「ベッカムのそりこみ」のあるクノイチ

ベッカムはどうして、リプトンのアイスティーを飲むとスイッチが入って、東京のホテルの屋上でクノイチと踊ってしまうのだろう? 誰もが抱くにちがいないこの疑問から、記事は始まる。 よく見ると、踊っているのはベッカムではなく、ヒュー・ジャックマンだ…

ぼくはケイジャン・チキンじゃない!

きっと心に不安を抱えているのだろう。どうしてだか、やたら前置きの長い話し方をする人がいる。しばらく相槌を打ちながら聞いているうちに、「え? それも前置きだったの?」と逆に面白くなってくることもあったので、一晩で掌編小説に書いてみた。加筆修正…

地球を永遠に割り切らない生き方

そしてそのとき、アップルパイからアップルを引き去ったあとのπに、こちらがうまく調整した事情を掛け合わせれば、円面積のごとき中身の詰まった円満な関係が生まれることにまで、相手は思い至ってくれるだろうか。 どこか割り切れない思いをしている。どう…

ルンバのリズムでシティー!

セリーヌなら、逃亡の旅を『城から城』と言うだろう。自分も追われるように日々「図書館から図書館へ」移動している。それだけの生活なのに、やけに街角で年少の友人たちに会う。 上の記事に登場してもらったメロンパンアイスの女の子とか、「ラヴじゃこ天」…

波が「来た」のか「終った」のか

昨晩のジョン・ケージの記事で、幻の鮭とも呼ばれる鮭児について書くのを忘れてしまった。昔は寿司好きで、寿司となるとパクパク食べるので、寿司ザウルスの異名をとるほどだった。 3.11以降、自分の寿司好きは閉店してしまった感じだが、鮭児はまだ一度もい…

小鳥たちのさえずりは刑事事件の外で

オースターの『偶然の音楽』に上の記事で触れたとき、久々にジョン・ケージを聴き返したくなった。1950年を境に、ケージは現代音楽家のケージになったと言われる。偶然性や不確定性を作曲手法に取り入れてからのケージは、ひたすら前衛的だ。 物心ついた頃か…

虹色に輝く汝のマリオを歌え。

タイ北部チェンライ郊外のタムルアン洞窟に閉じ込められていた少年ら13人全員の救出が7月10日に完了した。 (…) 洞窟に閉じ込められたのは、同じサッカーチームに所属する11~17歳の少年12人とコーチを務める男性(25)。 6月23日、洞窟に入ったが、大雨の…

オオズに魔法がかかりますように

昨晩はどこか吹っ切れた気分になれたので、真夜中のドライブに出かけた。海岸沿いの好きな道で、かつてこの曲とともに、ひとり毎週ドライブしていたのを思い出せるほど、馴染みの道だ。 神なび 新88カ所お遍路紀行 作者: 真印 出版社/メーカー: 光文社 発売…

恐怖の襞をレース刺繍に編み直して

スイスのザンクトガレンへ行ってみたい気がしている。そこは何世紀も前から「手編み(!)」のレース刺繍が栄えた街で、街にある織物美術館で刺繍の歴史をひもといてみたり、ベッドルームのレース尽くしのリネン類を堪能したりしてみたい。 (画像引用元:De…

チョコの再デザインは偶然の音楽を聴きつつ

アメリカの人気作家ポール・オースターについて、ほとんど書いてこなかった。世評の高いニューヨーク三部作の起源が、フランスの前衛小説にあったことを指摘したくらいだ。 「ミュージシャンズミュージシャン」が存在するように、同じ小説家から支持される小…

ベスト・パートナーな椅子にしようっと

大連の郊外の或る橋を、花婿が花嫁を抱えて渡り切ると、二人は幸福に暮らせる。 そんなジンクスのある橋を、中国を旅行したときに通りかかったように記憶していた。検索してもすぐに出てこないということは、記憶違いかもしれない。 さらば、わが愛?覇王別姫…

0時過ぎのサーカスに花束を

マイルス・デイヴィスのアルバムに収められた「いつか王子様が」は贅沢な一曲だ。 マイルスのミユート・トランペット(0:40~3:10) ハンク・モブレーの律儀なハード・バップ系のサックス(3:11~4:25) マイルスの短いミュートがうまく跳ねたあと(5:22~5:…

紙月はしないのにアシンメトリー

雨の木曜日、街に出ていろいろと用事をしていると、視野に見覚えのある可愛らしい顔があるような気がした。目を向けると、リュグツカの女の子だった。若い多産な創造時代、彼女の「子持ちししゃも化」計画は順調に進んでいるだろうか。「元気です」とのこと…

洋楽のルーツにも敗戦国の哀歓が

生まれ育った町を車で走っていると、思いがけない記憶がよみがえってきて、ドギマギしてしまうことがある。上の記事で話した同級生の実家の歯科医院もそうだが、出身高校の近くにある小さな教会を見かけると、心臓がひとりでに高鳴ってしまう。 (画像引用元…

時空のかなめには青と緑の滝が

ただ自分の感情をぶちまける「表出」と、相手を動かすためのの「表現」は大きく異なるという考え方を学生時代か学んできたせいで、深い考えなしに怒りを表出するタイプの表現者があまり好きではない。 昨晩、上の記事でまたしてもイギリスの中規模都市に言及…

e(i)zo と言えないヘヴィーな農業問題

懐かしく上の記事を読み返した。好きなギタリストにランデイー・ローズを挙げたのは、偏愛する様式美のテイストが強いこともあるが、旅先で遊覧飛行に搭乗してそのまま墜落死した夭折のイメージに惹かれているだけなのかもしれない。ギターの弾けない自分に…

短編小説「ピーチ豚が説く逆転の発想」

或る真夜中、ぼくは会社の机に派手に突っ伏して動かなくなった。働き盛りの四十才独身とはいえ、深夜までの残業が連夜つづけば、疲労困憊してしまう。身体を休めるべく、家からオットマンを持ち込んで足を伸ばせるようにしたが、蓄積疲労には焼け石に水だっ…

短編小説「地球代表ライキーの夢」

ぼくは市民公園の芝生の上をランニングしていた。この街には雨がよく降る。しぶきが飛び散るのもかまわず、雨上がりの芝生を走るのが、ぼくは好きだった。頭上の空から、誰かの話し声がした。 「ほら、視野がラリー・クラークの処女映画みたいだ」 ぼくは立…