0時過ぎのサーカスに花束を

マイルス・デイヴィスのアルバムに収められた「いつか王子様が」は贅沢な一曲だ。

マイルスのミユート・トランペット(0:40~3:10)

ハンク・モブレーの律儀なハード・バップ系のサックス(3:11~4:25)

マイルスの短いミュートがうまく跳ねたあと(5:22~5:42)

コルトレーンの音符を敷きつめる音数の多いサックス(5:51~7:10)

マイルスによるテーマを優しくまとめたミユート・トランペット(7:20~3:10)

 きっと楽譜で見ると一目瞭然なのだろう。モブレーとコルトレーンのサックス演奏は、両極端のように聞こえる。コルトレーンによる音数の多いモード系の奏法は、「シーツ・オブ・サウンド」とも別称される。何もない楽譜の上に音符を敷きつめていくかのようだからだ。

ベッドリネンのシーツは英語でも1枚、2枚と数える。ところが、ペーパーは two sheets of paper のように、シーツにくるんで数えなければならない。したがって、今晩も自然な成り行きで、文脈は「王子様の紙」の話へと流れていくことになる。

王子製紙の今はなき「エリエール美術館」に言及した記事)

紙の原料となる楮や三椏が生息しているので、四国は紙づくりの盛んな地域だ。なかでも、注目を集めているのが機能紙。特別な機能を備えている紙で、耐油紙、水溶紙、耐水・撥水紙、不燃紙、導電紙、遮光紙、防錆紙などがある。

中でも、90年代に王子製紙が開発したアラミド紙は、携帯電話の過熱する薄型競争の中、配線基板に採用されて、0.8mmの厚さの中に立体的な配線を可能にしたのだという。

それが四国産かどうかは定かではないが、日本の和紙の力は、すでに16世紀のヨーロッパでも知れ渡っていた。あのレンブラントは油絵だけでなく、多くの銅版画も残している。版画を出力する紙として、日本の和紙を使った作品もあるのだ。言われて見ると、和紙のオフホワイトな黄味が感じられる。

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(画像引用元:Jean Lutma, 1656 - Rembrandt - WikiArt.org

「王子+紙」と言えば、三島由紀夫の「サーカス」も個人的には外すことのできない短編小説だ。確か、四百字詰め原稿用紙15枚くらいの短編ではなかっただろうか。初稿を仕上げるのに約六日間かかっている。鬼才の文豪にしてこのペース。なるほど。

 三島由紀夫wikipedia はマニアが執筆しているらしく、異様に詳しいので、とても助かる。あらすじはリンク先を読んでもらうとして、このクライマックスの切なさだけは、一緒に感じ取ってもらえたら嬉しい。サーカスの「王子」と「王女」が、事実上の心中を遂げるのだ。

 2日間の休演で再び2人が舞台に登場するということで、サーカスはいつにも増して超満員だった。群衆が固唾を飲み見守る中、2人の大曲芸がいつものように始まった。しかし今日は馬のクレイク号が焔のようにいきり立っていた。綱の真下に来た少年が馬の背に立って手綱を引いてもクレイク号は言うことを聞かずに躍り上がり、少年は振り落とされて頸骨を折って横たわったままになった。

 綱の上の少女は、真下で起っている事件の騒動を明瞭に察知しながらも下を見ることもできず綱を渡りきった。そして足場から少年の胸の見慣れた緋色の百合の煌めきを見た刹那、銀の靴の少女はプールに入る時のように片足ずつ空間で足を揃えて、群衆が囲む少年の上へ花束のように落ちて行った。

サーカス (小説) - Wikipedia

 若い男女が愛し合ったまま心中するのは、三島の恋愛物語にはよくある話。三島自身の初恋女性との破局や、当時あった同性愛カップルを自殺へ追い込むほどの性差別が、そこにあると考えてもかまわないだろう。

何より後世の読者が驚いてしまうのは、「サーカス」が東京大空襲のさなかに書かれたという事実だ。20才の三島は天皇主義者でも何でもなく、異国情緒に通じた耽美系の作家だったのだ。戦前に出版したのは短編集一冊のみ。それは端的に、戦争のせいで紙がなかったからだという。

ちなみに、この掌編小説は三島由紀夫の琴線に触れる偏愛作品だったらしく、何と自分自身で朗読を披露している。

(4:00から、三島由紀夫本人による「サーカス」の朗読)

というわけで、雨が降りやまない金曜日、図書館で借りた本のあちこちをめくっているうちに、吹き寄せてきたのはこの三つだった。

王子+紙+サーカス

この組み合わせなら、最初に手を付けたくなるのは「紙」だろうか。13年前にも、昔のブログでこんな風に展開していった過去がある。

都市計画に携わることはもちろんできず、ただ本を読むことしかできないぼくは、都市と緑地の問題を木々を中心に考えるのではなく、すぐさまパルプ加工して紙々=書物を中心にして別の考えに思い至ってしまう。

もう紙になっているから、パルプ加工済みだ。あとは製本するだけ。本について気の利いたことを言ってみたい。

例えば、こんなやつ。

① 本とは、花である。

 養分を吸い上げるための根を張り、茎を起ち上げるプロセスが、作家の日々の文化吸収と文章を書く鍛錬だ。そのような苦しくたゆまぬ努力の日々があるからこそ、本という形で花ひらいたことに感動がある。花を愛でたい人々が、しばしば自宅へ持ち帰って飾るところも、花は本に似ている。 

Robert Mapplethorpe Flowers 2013 Calendar

Robert Mapplethorpe Flowers 2013 Calendar

 

② 本とは、心を洗うボディーソープである。

映画やドラマなら、主人公も悪役も悲しい役もすべて俳優が演じてくれるので、私たちは傍観する第三者でいられる。ところが、小説では、すべての登場人物たちが自分の意識の中で起ち上がって動き回る。私たちの意識自体が主人公になり、悪役になり、悲しい役になる。

いわば、小説は心のアスレチックランドだ。私たちの心があらゆる方向に動いて、鍛えられ、汗をかき、老廃物を排出する。子供の情操教育にとても良いとされるのは、他のメディアよりも自分の心が動きやすいからなのだ。

その意味で、本は読者の心を洗うボディーソープだと言えないこともない。

 ③ 本とは、刑務所を訪れる教誨師である。

教誨師とは、受刑者に接見して、過ちを悔い改めて、徳性を養うよう説く宗教者のことだ。本の読者は罪を犯したわけではないが、読書中は情報の窓口が一人に限られる。そこで徳が高まっていくのなら、読書から遠い比喩とも云えないだろう。

umm......

何かがおかしい。潜在意識にある「本当に書きたいこと」を抑圧していると、どうも筆の進みが難渋したり、逸脱したりしやすいものだ。自分の「本当に書きたいこと」が何のかを意識しながら、せっかくなので刑務所関連で読みごたえのある本を、三冊紹介しておきたい。

たぶん読者がプレスリーの「監獄ロック」を聴き終わる頃には、紹介し終わっているだろう。

平成の大合併で、松山市今治市は隣町になった。数か月前のことだ。その隣町で、「塀のない刑務所」から受刑者が脱走して、海を泳いで本州に渡る事件が発生した。 

刑務所改革 社会的コストの視点から (集英社新書)

刑務所改革 社会的コストの視点から (集英社新書)

 

「塀のない刑務所」を作った「四国の大将」の異名をとる地元の有力者は、シベリア抑留の経験者だったという。「隔離」よりも「包摂」という理念のもと、「塀のない刑務所」が作られて二年目、近所で大火事があった。受刑者たちの志願を受けて、彼らに建物を出る許可を与えると、消火活動や家財道具の運び出しを終えると、全員が刑務所に戻ってきたという美談もある。

一方で、崇高な理念とは裏腹に、開放型の刑務所が抱える問題点も少なくないようだ。

ドックの関係者が明かす。

再犯率が低いと言いますが、やはり模範囚を選抜していることも大きいでしょう。前科何犯というような受刑囚を連れてくると、違った結果になるはずです。若くて健康で、刑期も短い受刑者が大半なので、とにかく我慢して脱走もせず勤め上げるのが最も合理的な行動だと分かっているわけですよ。脱走なんてしたら損をするだけなのに、そういうことが起こるのは、やはり作業所内でいじめが常態化しているからだと聞いています」 

実は「塀のない刑務所」からの脱走者はこれまで約20名いる。監視や管理に人的資源を投入する予算はないとしても、脱走者を確保するのにかかる予算と、指紋認証の自動開錠ドアや鉄格子や高い壁などの、物理的資源を確保する予算とを比較して、どちらが効率的な管理下を見直す必要はあるだろう。

(受刑者たちの再犯率が約50%もあることを重視して、次の再犯で社会にまた損害を与えないよう、刑務所は更生教育に力を入れるべきとの新書の趣旨には賛成だ)。

 そういえば、犯罪を犯してしまう「迷える子羊」は、「美祢」に関わりが深いのだった。

 すると美禰子は石の上にある右の足に、からだの重みを託して、左の足でひらりとこちら側へ渡った。あまりに下駄げたをよごすまいと念を入れすぎたため、力が余って、腰が浮いた。のめりそうに胸が前へ出る。その勢で美禰子の両手が三四郎の両腕の上へ落ちた。
「迷える子(ストレイ・シープ)」と美禰子が口の内で言った。三四郎はその呼吸(いき)を感ずることができた。 

それから (新潮文庫)

それから (新潮文庫)

 

 ヒロインの「美禰子」は旧字の「禰」をどう読むべきか、一瞬迷ってしまう。正確には、山口県「美祢」市と同じく「ミネ」と読むのが正しいが、「ミヤコ」と誤読する人もいそうだし、「ミャャアコ」と誤読する人だって世界に一人はいるのではないだろうか。 

山口県美祢市には、全国で四か所しかない半官半民の刑務所がある。その名も、「隔離」より「包摂」に寄せた「社会復帰支援センター」。

構造改革特区の指定を受けた地域で、PFI手法による刑務所の設置が可能となったことを受け、この施設をPFI事業により整備することが決定された。2005年4月22日に事業者選定の競争入札が行われ、セコム、清水建設小学館プロダクションを中心とした「美祢セコムグループ」が落札した。セコム・新日本製鐵などが中心となり、SPC(特定目的会社)である「社会復帰サポート美祢株式会社」を設立し、整備・運営にあたっている。受付、見張り、巡回、教育、清掃、給食の業務を民間が担当するというフランス型に近い混合運営施設方式をとる。

美祢社会復帰促進センター - Wikipedia

一方で、初犯で身元がしっかりしているなど、収容受刑者が厳しく選別されているとはいえ、ビジネスホテル並みの快適な処遇に、いくらかの疑問の声もあがっているという。

 しかし、日本で数えるほどしかない優良受刑者向けの優良施設を問題にするより、根底にある社会構造の問題を直視すべきと説くのは、ジャーナリストの江川紹子

刑務所は、高齢者でも障害者でも、実刑判決が確定した者の入所を拒むことはない。かくして刑務所は、福祉の施策から漏れた、行き場のない人たちの吹きだまりと化してしまっている。これまで、私たちはこの現実に気づかず、あるいは見て見ぬふりをして、すべての負担を刑務所に押しつけてきた。

(2006年1月21日付熊本日日新聞江川紹子の視界良好」より)

この発言の背景にある重要な話題作がこちら。

「おいお前、ちゃんとみんなの言うこときかないと、そのうち、刑務所にぶち込まれるぞ」

 そう言われた障害者が、真剣な表情で答える。

「俺、刑務所なんて絶対に嫌だ。この施設に置いといてくれ」

 悲しいかな、これは刑務所内における受刑者同士の会話である。 

累犯障害者 (新潮文庫)

累犯障害者 (新潮文庫)

 

 自分のいる場所が刑務所だということすらわからない知的障害者を、裁判所はどうやって責任能力があることを証明した上で有罪にしたのか。疑問は尽きない。

しかし、ある種の障害者たちにとっては、犯罪行為と刑務所を行ったり来たりするのが、いちばん生きやすい生き方なのだ。著者の山本譲司(UFO研究家とは別人)は政治家出身で、汚職に手を染めて服役したのを機に、刑務所に入り浸っている社会的マイノリティーの実態に触れたのだという。

売春に明け暮れる知的障害女性や、聾唖者たちが集まった暴力団が別の聾唖者から金を脅し取る実態など、日本社会の暗部に光をあてた傑作だ。

上記で「塀のない刑務所」の受刑者たちが、近所の大火事の消火活動後に全員自主帰還した美談について書いた。

それをさらにスケールアップした歴史的事件を描き出したのが、こちら。著者は祖父も父も自身も刑務官だったというその道に精通した専門家だ。 

典獄と934人のメロス

典獄と934人のメロス

 

関東大震災のときの刑務所記録が葬られていることに著者が気付いたことが、この本の発端にある。 真実が殺されている予感がしたのだろう。公文書はなくとも、関係者に聞き取りを重ねたところ、恐るべき大正の裏の歴史が浮かび上がってきた。 

関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実

関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実

 

公文書が抹殺されたのは、関東大震災の「朝鮮人虐殺」と無関係ではなかったからだ。日本が経験した最大の民族虐殺に、正力松太郎が深く関与していたという事実は、永遠に不滅です。 

原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書)

原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書)

 

このときの森の証言によれば、正力は腕まくりをして戒厳司令部を訪れ、『こうなったらやりましょう』といきまき、当時の参謀本部総務部長で、のちに首相となる阿部信行をして『正力は気がちがったのではないか』といわしめたという。

(…)

いずれにせよ正力は、少なくとも大地震の直後から丸一日間は、朝鮮人暴動説をつゆ疑わず、この流言を積極的に流す一方、軍隊の力を借りて徹底的に鎮圧する方針を明確に打ち出している。

(…)

正力自身も認めるように、朝鮮人暴動の流言は、一部、警察当局自身から流されたものだった。この『幾分権威をもった』流言は、家財産を一瞬にして失い、すさみきった被災地の人心に、砂地に水が沁みこむように、たちまち浸透していった。各地の自警団、在郷軍人会、青年団は、竹槍や鳶口を手に手に取り、朝鮮人とみると警察につきだし、あるいは自ら手を下して虐殺した。

関東大震災が起こったとき、横浜刑務所には1,131人の囚人が収容されていたという。刑務所自体も外壁が倒壊し、火災が発生した。刑務所所長はリスクを承知で、囚人たちを信頼して24時間解放を実現した。すると、大震災による混乱や火災の中、囚人全員が所長からの信頼に応えるべく、刑務所へ帰還したのだった。

問題は、正力松太郎が発生源ともされる人種差別的な流言飛語に、横浜刑務所の囚人解放が悪用されたことである。「鮮人の最も不良性を有するもの」として「横浜刑務所より解放せられし四、五百人」という情報が流布されたのだった。事実とはして、横浜刑務所に在日朝鮮人は一人も収容されていなかったのに!

 

 

ふう。やっと刑務所関連の読みごたえのありそうな本を紹介できた。そうだった。この間に、自分の「本当に書きたいこと」が何のかを意識して、突き止めておかなければならなかったのだ。

鍵言葉は「王子+紙+サーカス」で、「本とは」という書き出しで、気の利いたことを三つ考えてきた。

  1.  本とは、花である。
  2.  本とは、心を洗うボディーソープである。
  3.  本とは、刑務所を訪れる教誨師である。

 そうか、そうだったのか、オレの潜在意識よ。1. でメイプル「ソープ」の花の写真を見つめたり、2.で石鹸で洗いたくなったり、3.で接見する人が気になったりしたのは、すべて「石鹸したい」というか、「接近したい」という潜在的願望の現れだったんだね!

何か月も前、つまりは往時に「王子」について何度も書いてきたのに、O時(オージ)を過ぎてしまいそうで焦っているんだよね。たぶん、あれは「ゼロジ」と読むんだと思うけれど。

幼稚園のころ連れていってもらったソ連のサーカス団を忘れられなくて、小学生に上がっても、天気予報で「シベリア寒気団」が南下するのを耳にして、「ねえ? サーカスが来るの?」と親に訊いたことがあった。

ぼくらの街にサーカスは来なかった。代わりに、冬が来た。

とか書いて締め括ろうと思っていたのは、2017年の12月頃のこと。いけない! もう夏が来ちゃったよ! 海の日がやってきそうだよ!

と、あれこれ話しているうちに、ぼくの潜在意識にある「石鹸したい」希望は伝わったかもしれない。だといいな。 

Robert Mapplethorpe - Flowers 2006 Calendar

Robert Mapplethorpe - Flowers 2006 Calendar

 

ここまでで鍵言葉は全部そろったので、今夜の残りはメイプルソープの花の写真を見ながら、「サーカス・ナイト」に聞き惚れようと思う。長々と書いてきたこの記事は、自分の気持ちを言葉とメロディーにしてくれたこの歌に辿り着くために、書いてきたような気がしている。

眠る前に少しぬるめのお湯に浸るように、この曲に首までつかることができれば、鍵言葉を駆使して他にいろいろと書いてきたことは、洗い流したってかまわない気がしてきた。

例えば、美濃和紙でできたフランス製「紙石鹸」を使って。

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(画像引用元:https://tokyo-calendar.jp/article/9529

 

 

 

 

 

 

Oh baby 今夜のキスで 一生分のこと 変えてしまいたいよ
ここは 楽園じゃない だけど 描ける限りの 夢の中
目の前で 魔法が解けてゆく 焦る気持ちだけが 言葉つなげ
君を抱きしめるたびに 綱の上で揺れる Circus Night

Tight rope dancing Baby 今夜だけ 辿り着きたい ピエロ
Tight rope dancing Baby 今夜だけ 生き延びたい ピエロ
Tight rope dancing Baby 今夜だけ Baby 今夜だけ Baby
Tight rope dancing Baby 今夜だけ 生き延びたい ピエロ
Oh baby 魔法が解けてゆく

宵闇が 僕らを包んで 天幕の中みたい
僕は冴えないピエロであなたはFearless Girl Circus Night
どんなにそれが絵空事でも 飛ぶしかない夜
君がほしい 口づけてしまいたい 幕があがる Circus Night

Oh baby 今夜のキスで 一生分のこと 変えてしまいたいよ
ここは 楽園じゃない だけど 描ける限りの 夢の中
目の前で 魔法が解けてゆく 焦る気持ちだけが 言葉つなげ
君を抱きしめるたびに 綱の上で揺れる Circus Night

Tight rope dancing Baby 今夜だけ 辿り着きたい ピエロ
Tight rope dancing Baby 今夜だけ 生き延びたい ピエロ
Tight rope dancing Baby 今夜だけ Baby 今夜だけ Baby
Tight rope dancing Baby 今夜だけ 生き延びたい ピエロ
Oh baby 魔法が解けてゆく