2017-05-16から1日間の記事一覧

メキシコ帰りの魅死魔幽鬼夫

あれからもう10年以上が過ぎたのか、と思わず溜息が洩れてしまうが、溜息であれ何であれ、呼吸しつづけて生き延びる最低限の義務は果たしてきたので、次の一呼吸をふっと吐いて、2005年に自分がこんな言葉を吐いた記録が残っていると書き始めることにする。 …

詩人の死後を生きる透き通る馬たちよ

tabularasa.hatenadiary.jp ここで未曽有の詩人天沢退二郎を紹介した。自分が偏愛を寄せている『夜中から朝へ』前後の彼は、同朋の詩人にもとんでもないオマージュを送っている。 大岡信の口はいつも爽やかな唾が填まっていて シュッシュッと的確に宙を飛び…