歴史から学ぼうとしない者に希望はない

昆虫化するROCKERたち。Radioheadが蟻になり、デビッド・ボウイが蜘蛛になった話を、昨晩した。

私たちはデビッド・ボウイという名の蜘蛛が編み上げた巨大な蜘蛛の巣の上にいる、かどうかはわからないが、今ここで書いている言葉が world wide web 上にあるのは確かだ。丹念に糸を辿れば、やはり何かと何かはどこかでつながっているものだな、それが重要であればあるほど。そんな感慨を抱いたのは、今日実家でこんな雑誌を見つけたからだ。

東京の私大に通い始めて、最初に買った雑誌だったと思う。予備校生時代に三島の全集を読破して、三島のほとんどを知っているつもりだったのに、この雑誌の面白さにはしてやられた。それが的を射ているかどうかは関係なく、知性とセンスあふれる人々がたくさん集まって、ワイワイガヤガヤととめどもなく雑談を繰り広げている感じが、19歳の自分には新鮮だった。批評や研究とは全然違うのに、なぜかしら魅力的。その「なぜかしら」は、丹生谷貴志による、こんな文章を読めば伝わるかもしれない。

  三島由紀夫の全作品を「地球に落ちてきてしまった異星人たち」の運命を巡るSFとして読み直してみること。

(…)『午後の曳航』の英訳の題名は「海から落ちてきた男」である。言うまでもなくこの題名はニコラス・ローグ監督デヴィッド・ボウイ主演のSF映画の傑作『地球へ落ちてきた男』と密接な照応を描いている。

 宇宙から落ちてきた男の運命、というのなら、三島の真の処女長編『仮面の告白』は産湯の桶(宇宙船!)の煌きを記憶していると言い張る男=宇宙人が語る独白のSFであり、ローグの作品はむしろ『仮面の告白』を原作としていると断言してもよい。 

 こんな断言を、腹を抱えながら娯しめるかどうかで、どの程度のユーモアのセンスの持ち主かがわかろうというものだ。

そうか。『仮面の告白』が原作だったのか。

未見なので詳しくは知らないが、きっと映画には、異星人感たっぷりの美貌のボウイが、体育の時間に懸垂する級友を見て、正確にはその級友の露出した腋窩を見て、密かに Led Zeppelin を飛翔させようとしているシーンがあるにちがいない!

 というのはもちろん冗談。

最初に手に取ったこの特集が、気の利いた冗談のように面白かったので、STUDIO VOICEを毎月愛読するようになった。数年後に雑誌コンセプトが変わったような気がして購入するのをやめたが、どの編集者の文化嗜好が自分に合っていたのかは覚えていた。2003年にブログを始めた頃、その歴代の編集長の一人と知り合うという幸運を得られたのはそのせいだ。

つい先日、三島由紀夫原作の『美しい星』が映画化され、公開された。

丹念に糸を辿れば、やはり何かと何かはどこかでつながっているものだ、それが重要であればあるほど。19歳のとき東京で買った初雑誌のSF的三島論に端を発して、31歳の自分の処女ブログでの出会いを経て、愛聴しているビートルズの「Across the Universe」の曲名そのままに、目下の自分の密かなマイブーム「宇宙からの高次体」が語るのと同じ内容の映画、つまり、地球を救うために「覚醒した」宇宙人家族の物語『美しい星』の再浮上に、いま自分は立ち会っている。

辿らねばならない糸はまだ続いている。

デヴィッド・ボウイ三島由紀夫に関心を抱いて、来日したときに三島脚本の歌舞伎を鑑賞したりもした。逆に、日本からのデヴィッド・ボウイへの関心を書こうとすると、どうしてもあの黒手袋の男が眼前をよぎってしまう。元ダイゴ☆スターダストは、やはり「宇宙から落ちてきた男」という設定で、ただしボウイとは違って、文字通り「星屑」になってしまった。それでも血脈絡みで液晶画面の常連となったのは、誰もが知るところ。

この記事の読みどころは、「裏真実」業界でもレアな部類に入るあの情報に言及されている部分だろう。

竹下登が、(…)表向きは2000年に、北里研究所病院にて膵臓癌ため死去したとされていますが、中丸薫氏が書いた文献『泥棒国家日本と闇の権力構造』徳間書店)によると、『アメリカのMPに拉致され、飛行機で太平洋上に連行され、宙づりにされ海水に沈められるという拷問を受けた記録がビデオに残っており、今でも脅迫のネタに使われている』説もあり、真相は謎です」(情報通)

あまりにも非現実的で信じがたい情報だが、媒体のオーナーがあの苫米地英人であることを考えると、ひょっとしたら信憑性があるのだろうか? 正直言って今の自分には判断がつかない。

ただ、判断がつきやすいのは、日航123便の墜落事故原因が公式発表の「圧力隔壁の損傷」などではなかったことで、竹下登が首相在任時に交わしたプラザ合意への、宣戦布告すれすれの凄まじい「圧力行為」だった可能性が高いことだ。

主流メディアが好きな人は、こちらのドキュメンタリー番組をぜひ見届けてほしい。

「裏真実」界に慣れている「覚醒民」にはこのサイトが決定版になる。といっても、覚醒民なら全員知っているだろう有名サイトだ。ただそこに書かれている仰天の記述のすべてに信憑性があるかどうかは、読者自身の判断に任せたい。

もう少し現実的な線で推論をまとめているのが、こちらのサイト。

「事故」当時日本航空に在籍していて、弾かれたように「真実が未来を拓く」ことを伝えようとする団体を立ち上げた佐宗邦皇は、この日航123便「墜落」事故の真相に言及した直後、暗殺めいた急死を遂げた。

自分は日航123便「墜落」事故を「第二の敗戦」と呼んでいる。どんな敗戦も悲惨だ。この検索結果に、ひりひりするような痛みを感じずにはいられない。犠牲者はまだ生きていて、必死に助けを求めていたにちがいない。

日航機 二度焼き - Google 検索

あまり説教親父のようなことは言いたくない。それでも、私たちは自分たちの国の歴史をもっと知らなければならない。そう書きつけたい気がする。自分のお気に入りのROCKを聞いて頭を振るのも悪くないが、この国の若者たちがRMKを心に銘じる瞬間がもっとあってもいいのではないだろうか。

「RMK」=「歴史から学ぼうとしない者に希望はない」

完全犯罪 JAL123便撃墜事件

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