2017-08-05から1日間の記事一覧

ちぎられた夕陽を空腹で見つめ直すこと

どこかで海軍の信号兵だった祖父の思い出に絡めて、西條八十の話をした。下の動画で、「宵待草」の作詞は竹久夢二になっているが、本当は映画の主題歌にするために曲が事後的に延長された事情があって、一番の作詞が竹久夢二で、二番の作詞が西條八十が正し…

キャンプを忘れさせてくれる夢を見たい

31才の頃のこと。「有明淑日記」を元にして、想像力を奔放に跳ね回らせて、太宰治『女生徒』を越えるような小説を書こうとしていたことは、どこかに書いた。 その時に考えていた細部が、夜中に不意に蘇って来ることが最近何度かあった。『カラマーゾフの兄弟…