2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

メキシコ湾龍が運んでくる春

今晩は放火魔に出逢った経験について話すので聞いて☆い。ん? この星印が出てきたということは、サン=テグジュペリから話すべきだということだろうか。誰もが知る『星の王子さま』だけでなく、飛行機乗りでもあった彼には『夜間飛行』という代表作もある。 …

メディア・アートの先往きは怖いが…

「いよいよだ」と誰かが呟いた。 「いよいよ?」 「いよいよいよいよいよい…」 「酔い」とも「伊予」とも聞き取れる。「酔い」にかまけて何やら夢中の男が伊予にいるのか、それとも何かがいよいよなのか。「いよいよい…」の答えは、宵の闇に紛れて行方不明の…

リオ・デ・ジャナイ色

これから何を書こうか。そう呟いたら、誰かが脳裡で「それから?」と答えた。 それから? それから、どうすれば良いのだろう。「それから?」の前がわからないと、「それから?」どうすれば良いのか分かるはずもない。相変わらず、難問に次ぐ難問だ。 けれど…

「行方不明の偶然」こそが新大陸

コロンブスは新大陸を目指して、世界の果てだと信じられていた方角へ、舵を切った。 最近、何だかやけに楽しそうに日々を生きている方々の生きざまを瞥見する機会が多いせいで、自分がどこか人生のターニングポイントに差し掛かっているような感じがしてなら…

夜に浮かぶ城、神よ私にどうしろと?

今日は、まだ咲きそろわない桜並木を散策していた。枝の桜色と菜の花の黄色と下草の緑の取り合わせを、数年ぶりに見たような気がする。舗装されていない土の上を、長い間歩けたのが嬉しかった。 そのあとで、ランチへ。 まさか、さっそくこの思い出深い記事…

キャラメリゼをノックするスプーン主導軸

びっくりするような電話がさっき会社にかかってきた。こんな会話になってしまった。 「もしもし、そちらファイト・クラブですか?」 「いいえ。ちがいます。うちはファイト・クラブではありません」 「いえ、訊いているのは、あなたがファイト・クラブなのか…

101回の中のわんちゃん

次、廃校…… どういうわけか、そんな言葉がぐるぐる頭の中を廻っている眩暈の中で、今朝目が醒めた。自分の知る最も印象的な廃校は、愛媛県の山深い町、旧美川町にある。高校時代の親友が通っていた中学校の写真がこれだ。 (画像引用元:https://www.faceboo…

Unplugged で名曲を聴くのは楽しい。Unplugged とは、電子デバイスを使わない演奏のこと。特にロックの楽曲を Unplugged で聴くと、ギターのディストーションが消えるので、メロディーとリズムがくっきりと立体的に見えやすくなる。 いつになく不思議の国の…

谷を越えるのは今鹿ない

今朝、胸の痛みで目が醒めた。雪の女王の鏡の破片が、どこかから飛んできて、胸に刺さったのかもしれない。 カイとゲルダは、ならんで掛けて、けものや鳥のかいてある、絵本をみていました。ちょうどそのとき――お寺の、大きな塔とうの上で、とけいが、五つう…

秋の枯葉、冬の木枯らし、春の囀り

なんだかんだやっているうちに、いつのまにか季節は春になったみたいだ。「なんだかんだ」とは、「難だ、神田」と神田某氏を dis ろうとした言葉ではなく、「何だ彼だ」と書いて、「これやあれや」のように近い物と遠い物を表した言葉らしい。「なんじゃもん…

銀色の裏地を探して

ずっと心に月が懸かっている。 こんなにも長い間、月が心で輝きつづけていると、不意に胸が苦しくなったり、わけもなく涙ぐんだりしてしまう。 何とかして、あの唯一無二の月の輝きを心穏やかに味わえるようにならないかと、本を探していた。最近、街一番の…

洋酒のきいたレゾン・デートル

大チャンス到来! 2014年の<<超>>アセンション この次元ウェーブに乗れば全ての望みが手に入る 作者: 穴口恵子,テリー・サイモン 出版社/メーカー: ヒカルランド 発売日: 2013/12/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 201…

胸中時計は運命の道しるべ

悲報がある。最近「小物」だと言われてしまったのだ。言われてみれば、しょっちゅう号泣しているし、.40代男性にしては雑貨店めぐりをするのが好きだ。小物の私のことを嫌いでも、小物雑貨は嫌いにならないでください、と自己犠牲精神満々なところを顕示して…

ヒゲダンスは永遠の陽光を浴びながら

目醒め際、ラジオのニュースが遠くで流れているような気がした。 …まあまあの…規模のテロが…ハリウッドで起こった… そんな感じだっただろうか。調べてみると、事件があったのは、ハリウッドではなくフロリダ。真正のテロではなく、偽旗テロである可能性が高…

きいわすきいわす笑ってしまう

例えば、男が戦地に赴く。そんな理由で、離れ離れになる一組の恋人が、ここにいたとする。戦地に行く男はセンチメンタルになって、彼女の写真や手紙や髪をお守りにしたがるだろう。自分も感傷的な男だから、その気持ちはよくわかる。 でも、感受性の強い繊細…

どん底からのメイク・ドラマ

上記のような「傾向と対策」めいた属性の小説内での備給は、凡庸きわまりない営為でしかなく、文学的価値とは無縁なのだと。そのごく少数の人々とはドゥルーズー蓮実重彦のラインのことで、後者が「凡庸さ」の対極にある概念としてあげるのが「愚鈍さ」。蓮…

オゥザワァの恋の不等式

渾名をあまり付けられたことがない。せいぜい上で書いた「バカ王子」くらいで、さすがに後輩からはそう呼びにくかったらしい。定着しなかった。自分で付ける方はかなり得意で、アニメ好きの「古山くん」につけた「プルピー」はヒットして定着。「水津さん」…

She maybe the reason I survive

どういうわけか、自分でも理由がわからないのに、自分がそれに引き寄せられていくのがわかることがある。 逆に無数の破片の散らばりの周りを散歩していると、明らかに輝いている破片だとわかるのに、まるで頭上の飼い主に「待て」をかけられているかのように…

新世代たちが転回点を廻れば

ドライブ好きのはしくれとしてどうしても行きたかった角島に、数年前に愛車を走らせて遊びに行った。下道しかないので、柳井からでも数時間はかかった。青い海の上を走りながら焼きつけた絶景も素晴らしかったが、ドローンで撮影したこの動画は、ちょっと美…

栗鼠ニング中。入るときはノックを!

恐れを消せ、恐れを留守にせよ。だいじょうぶ。だいじょうぶ。 そんな声が昨晩聞こえたような気がしたので、ベッドに入る前に心に銘記して眠った。今朝もう一度反芻しながら、図書館へ向かって歩いていた。恐れを留守に… 恐れを留守に… 恐れを留守に… そうか…

imaginaryでないものが賭けられているせいで

莫迦な買い物をしてしまった。数日前に出版されたこの本を、タイトルだけ見て買ってしまったのだ。 みんなの恋愛映画100選 作者: 山瀬まゆみ,小川知子,中村志保,長場雄 出版社/メーカー: オークラ出版 発売日: 2018/02/21 メディア: 単行本 この商品を含むブ…

鳥とともに春を歌おう

昨晩、光合成に量子が関与しているとする量子生物学の話を書いた。そのせいで、 浅瀬で光合成している藻が、ふと気泡を浮かび上げていくように、いくつかの夢を見た。 こういう具合に心の底からふわっと湧き上がってきた夢の断片は、それ以上先へ進めなかっ…