2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

もう連れていく… 遠隔量子的恋愛

上で書いた孤独耽溺癖。フリスクのような清涼剤を齧っては、「どんなにきつく毛布にくるまっても、スースーする隙間風が心に吹き込んでくるよ」と、自分で自分に訴える癖が、ここ5日間くらい再発していた。 原因が何なのか自分でもよくわからなかったので放…

羊になろうとしている山羊たちに☆の輝きあれ

マヨネーズの出口が☆型である理由は「ケーキのように美しく盛りつけられるから」だったらしい。星型の出口を見つめているうちに、星にお近づきになりたい、という謎めいた欲望が湧いてきた。何光年離れているのかもわからないし、どうすればよいのかも皆目わ…

「I know 愛の…」と言えるのに(ポンッ!)

ただいま。 振り返るとタヌキがいた。自分には同居しているタヌキはいない。このタヌキは、どうして我が家のような顔をして、ここへ帰ってきたのだろうか。ただ、目の目にいる小動物が、昨晩の記事で書いたタヌキだということはわかった。 ぼく:昨晩の花火…

心を照れが走って

So play the game "Existence" to the end... ジョン・レノンが書いた「Tommorow Never Knows」の歌詞の最終行のことを考えていた。拙訳ではこんな感じになるだろうか。 だから、「存在」のゲームを楽しんで生きよう。最後まで。 人々が最も恐怖する「死」は…

霧に巻かれて橋って橋って

第1位~第5位(1)咲良(さくら) (2)結菜(ゆうな) (3)凜(りん) (3)結衣(ゆい) (5)陽菜(ひな) 第6位~第10位(6)凛(りん) (7)陽葵(ひまり) (7)さくら (9)優愛(ゆあ) (10)莉子(りこ) 第11位~第20位(11)芽依(めい) (12…

「蛸は内」はアートなのか?

建築好きの自分がしばしば使ってきたバケラッタという秘密の合言葉。まさか、「バケラッタ建築事務所」が実在するとは思わなかった。建築事例もモダンで格好いいし、手がけはじめたリノベーション直後にはまさにふさわしい一語だろう。 そのような一期一会に…

このバウムクーヘンは盗ませない

他人の目からは散らかし放題に見えるのだと思う。それでも、これまでの記事でやってきたのは、多くが自分向けの整理整頓だった。時間があるときは整頓されていないと快適な気持ちになれない。なのに、時間が無くなると自己空間が乱雑になり、それでも平気で…

「広場の孤独」の対義語を一緒に探そう!

277日前、あなたは何を考えて生きていただろうか? 昔の自分の記事を読み返しているうちに、今朝起こった偶然について話したくなった。 1か月くらい前、会社で「最後に一度顔を見たいな」と洩らしていたお世話になった年少の友人に、ばったり会ってしまった…

世界の真実をたずねて三千里

スペインから遠く海を越えた極東の島国から、サグラダ・ファミリアが完成するまで、どれくらいの道のりがあるのだろうと考えていた。 時間にすると、1882年の着工から136年経った2018年現在、あと8年というところらしい。 2040年の新世界: 3Dプリンタの衝撃 …

ゴールの先にある白紙を見つめて

今朝、目が醒めたとき、今晩は何を書こうかと考えていると、鳥の啼き声のような声で、no, no, ...という声が、どこかから聞こえた。何を否定したいのだろう? 朝からネガティブな言い草はよしてくれよ、と思って起き上がろうとしたときに、先ほどの声が、高…

麻酔めいた阿頼耶識を略したい

美学という言葉を使うと、大袈裟になるかもしれない。 それでも、自分がこだわってきたものや好きなものは数え切れないほどあって、そういう存在のそれぞれが、人生のいろいろな局面で、不意に近くなったり遠くなったりするのを感じて生きてきた。 それが映…

プリン好きなオレのゴールとは

20代の中頃、パーティー会場への移動途中、ある新進作家と雑談をする機会があった。自分が作家志望の友人に「人間の手足の指が5本だということと、サッカーボールには関係がある」という話をしていたら、「どういう意味?」と割り込んで訊いてきたのだ。ひと…

時代がオレに追いついたゼ、直感的に言って

虹色に輝く汝の渇きを歌え 一行のルネ・シャールの詩句を心の支えにして、ブログを書いていた時期があった。このブログの前身ブログ。2005年くらいの話だ。 純文学中心ではあるものの、現代思想や都市論や建築や映画など、多ジャンルの力を導入しようとして…

あなたが彼女のためにできるたったひとつのこと

偶々手に取ったのは、小中学生向けの総ルビの本だった。さすがに簡単すぎたかとも思ったが、内容の衝撃度が凄い。「オキ」というのは、マザー・テレサに同行した取材カメラマンの名前だ。 「貧しい人たちはね、オキ、お金を恵まれるよりも食べ物をあたえられ…

いつかその声を聞けると思イタイ

どれほどの軍勢に攻め込まれても、気持ちだけは強く持って行ぐんぜよ。 とは、坂本龍馬の名言だったと思う。そんなこんなで自分はグンゼの肌着を愛用していることもあって、「BODY MILD→BODY WILD」化計画を実践すべく、昨年末からジム通いを続けている。 か…

When we'll fly away for good

涙が止まらない。今晩はそんな夜で、夜の街を誇張なく泣きながら散策して、夕食をいただいて戻ってきた。 (何から話せばいいと思いますか?) たぶん少し遠回りした方が良いと思う。 Happily, that incident triggered an unlikely friendship between Eve,…

迷宮脱出はアリアドネーの糸を辿って

「独創性」というものへの心理的ハードルが、自分は高すぎることで損をしてきたタイプかもしれないような気がしている。 昔書こうとしていた小説で、『モンローの踵』という題名をうっすらとイメージしながら、謎の死を遂げた伝説の女優を織り込めないものか…

ウィスキーで麻酔のような夢心地

構想も何も決まっていないのに、映画の脚本について考えていた。 『探偵は湯舟にいる(仮)』では、「主人公が愛車の旧ミニと一緒に温泉に入るのが夢」という設定が面白いかもしれない。たぶん彼は、その夢のせいで、夢が半分叶って、海中へ水没することにな…

旅へは、心に刺青した詩句と一緒に

正直に言うと、実際に小説を書いているときよりも、どんな小説にしようかと考えながら下調べをしているときが一番好きだ。書くのは楽しくないわけではないけれど、やらなければならない情報処理が多すぎて、疲れることが多い。きっとまだ書くのが下手なのだ…

ジャガーの横縞は祈りの12文字

ジャガーの光芒 どうしてだろう。不意にそんな言葉が、脳裡に浮かんだ。「光芒」とは「一条の光」とう意味だ。ジャガーが最初に日本の銀幕で輝いたのは、いつに遡るのだろう。自分が知っているのは1962年の『憎いあンちくしょう』。「ン」のカタカナ表記が面…

光指す方角から「うほうっ若丸」参上!

うほうっ! 20代の頃の微かな記憶。演出の腕を買われて、友人の芝居の演出助手を頼まれて、ちょっとだけ手伝ったことがあった。冒頭の叫び声は、そのとき或る学生劇団の女優に、「もっと喜びをこめて!」と指示した台詞だ。前後の文脈は忘れてしまった。 最…

北斗七星のひしゃくで雪を掬って

上の記事で書いた天使的美声の持ち主 Cocteau Twins の Elizabeth Fraser は、90年代の私的偏愛盤だった Massive Attack 『Mezzanine』でも、美声を披露している。懐かしい。どこか茫然として、あの頃のように、ダウナーなトリップに誘われてしまう。 20代の…

この時空では恐怖に惑わされない軸を

自分>妹>弟の三人兄弟で育った。妹が弟に姉貴風を吹かせたがる瞬間がある。 弟が小学校高学年になっても「ラピュタ」のカタカナが書けなくて、友人の前で何度も質問してきて恥ずかしかった、という話を妹がする。すると、弟は自分が赤ん坊だったとき、母の…

ニューヨークの後はのこのこと濃厚に

仕事もプライベートもしっちゃかめっちゃかなのに、謎めいたよくわからない能力で、松山の都市計画の地図上に、自分がこっそり引き寄せているものがあるみたいだ。 先見の明のあるリーダーと地縁的なつながりがあったため、所有と利用を分離した定期借地契約…

ベビーピンク色の斜陽の国

検索すると、やはり「Denny's」を「ディナイズ」だと勘違いしている人がいた。Denyには「否定する」という意味がある。否定してはいけない。Denny's の入口では、今でも「デニーズへようこそ」と歓迎してくれているはずだ。 20代後半、四谷のデニーズで支払…

「They say 税制 是正!」の山びこ

日本の林業を調べていたとき、山地に明確な境界線がないせいで、相続してもどこが自分の山なのか誰に聞いてもわからない「うちの山はどこ問題」があることを知った。けれど「うちの山はどこ問題」でググっても、めぼしい記事にはヒットしなかった。ネーミン…